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前回は発熱から解熱までの4日間の様子を書きました。
娘が2歳5ヶ月で突発性発疹(不機嫌病)に!経過と対処法(前編)
娘が2歳5ヶ月で突発性発疹(不機嫌病)に!経過と対処法(前編)
今回はその後。
解熱後の様子
熱が下がり、スイカを食べる娘に大喜びしましたが、抱っこすると...軽い!恐る恐る体重を計る。13.4㎏...1㎏以上減ってる!
4日前は14.7㎏あったから、約10%減。これがダイエット中の嫁なら喜べるのだが...思った以上に体力を消耗している。こりゃ保育園復帰は遠そうだ。忙しくない時期だから明日も仕事を休むことを決めた。
シャワーの際に発疹発見
スイカを食べ終わり、数日分の汗とスイカでベタベタの娘をシャワーに入れる。産まれてこの方ぽっちゃり体型だった娘の浮いたあばらが痛々しい...頬もこけ、手足も細くなってしまっている。手早く全身を洗い、髪を拭いていると、耳の後ろに赤いポツポツ発見。
また汗疹が出ちゃったか、と皮膚科でもらった軟膏を塗る。(突発性発疹は2歳までに罹ると思っていたため、深く考えず)
最近お気に入りのアンパンマンを見る、とソファーに移動。フラフラで歩くのもままならない。
最近お気に入りのアンパンマンを見る、とソファーに移動。フラフラで歩くのもままならない。
夕方(解熱5時間後)
娘の気分転換を兼ねて、別件のある義母を駅まで送ることに。軽くなってしまった娘、片手で楽々抱っこできてしまうのが切ない。
帰宅後、今度はガリガリ君をご所望の娘。体力回復のため、今日は要求にすべて応えよう。
空気を察した娘が調子に乗るw
「ジュース!」
はいどうぞ。
はいどうぞ。
「ブドウ!」
はいどうぞ。
いつもなら完食なのに、ちょっとずつしか食べられない。とは言え、エネルギー補給ができたことで少し安心する。
オムツ替えの際にお尻にもポツポツを発見。蒸れたのかと思い、こちらにも軟膏を塗る。
夜(解熱7時間後)、発狂
エネルギーを補給し、一人遊びをしていた娘。急に「キッチン(おままごと用)がなーい!!」と叫ぶ。
僕「あるよ」
娘「ないの!」怒
僕「そこにあるでしょ」
娘「ないの!おうち帰る!」発狂...
僕「ここおうちだよ」
目は完全にイっており、幻覚を見ているように思える。心配になり抱っこすると、眼鏡を取られ、投げられる、拾う。何度か繰り返したのち、グーで僕のことを叩き始める娘。途中も意味不明の言葉を叫び続ける。
嫁に抱っこを代わるも暴れ続ける娘。見たことない娘の発狂ぶりに嫁、泣く。『感染で脳がやられた』と本当に思ったそうだ。
嫁が義母、母に電話する。電話越しの叫び声に2人とも驚愕。(今になって思うと僕も動転していて、救急に電話できなかった。反省。)
電池切れ、果てる娘
何とか落ち着かせようと数十分格闘したが何をやっても無理...1時間ほど経ったら、ようやく電池切れで眠る娘。発狂し続け、汗まみれの娘をタオルで拭いていると、手のひら、指先にも発疹が出ていることに気づく。よく見ると耳の後ろの発疹もほっぺの方までうっすらと広がっている。
『まさか!?突発!?』
すぐにググると、大体こんなことが書かれていた。
- 発熱が3~4日続く。
- 解熱後、発疹が出る。
- 別名『不機嫌病』と呼ばれるように、とにかく不機嫌。
不機嫌病、本領発揮
大体1時間おきに目を覚まし、『叫ぶ』『暴れる』『果てる』を繰り返す。2歳を過ぎての突発が厄介なのは、体力があるから叫ぶ声量、暴れるパワーが尋常じゃないから、らしい。
はい、その通りです。近所迷惑を少しでも和らげるため、雨戸を閉めて防音対策しました。それでもうるさかっただろうなぁ。
解熱翌日
小児科へ
熱はないが、疲れ果てた様子の娘は布団から出てこない。そりゃ、あんだけ暴れれば疲れるでしょ。かかりつけの小児科は『素敵な2週間休み by 救急病院の先生』なので、再度、名物おばあちゃん先生のもとへ。
受付に居た看護師さんが娘の発疹を見て、念のため別室に通される。待合室の絵本を読みたかった娘、想定外に狭い部屋に閉じ込められ、発狂。ほかの患者さんの迷惑になるので、外で待たせてもらうことに。
いざ受診
救急に罹ったことを含め、その後の様子を伝える。体温記録表を付けておいてよかった。ブログ用に様子をメモってあったのも我ながらGOOD JOB!
ただ、おばあちゃん先生にはうっすらとしか出ていない顔の発疹が見えない...耳の後ろ、お尻、手のひらを見せる。看護師さんも説明に参加してくれ、なんとか発疹を見つけてもらえた。
途中、「下痢はないですか?」としきりに尋ねられた。また、咳が出ているのが気になるとも。咳のほうは8月頭に罹った夏風邪が治りきっていないこと。もともと便秘の娘が4日間絶食で便は一度もでていないこと。を伝えた。
診断結果は...見事、突発性発疹でした。
ただし、ヒトヘルペスウイルス以外の可能性も否定できないとの注釈付き。
僕「どういうことですか?」
おばあちゃん先生
「ヒトヘルペスウイルス以外にも同じ様なを引き起こすウイルスがあるのよ」
「いずれにしても発疹が消えるまで機嫌悪いから頑張ってね。」
「あと、食事が普段通りに取れて、機嫌よく過ごせるまでは保育園は行かないでね。」
僕「大体どのくらいの期間ですか?」
おばあちゃん先生
「早ければ3日くらいで、長い子は1週間以上かかるよ。」
僕『まじか...』
解熱翌日、午後
食欲は少し戻ったが、フルーツ、水分しか摂取しない。発疹は痛くも痒くもないようだ。が、すぐに機嫌を損ねる。
公園に行きたいと言い、歩いていくのだが、すぐ抱っこ。遊び始めるも足元がフラフラ、すぐに「おうち帰る」。遊びたいのに思うようにならない娘の姿を見て、反省。こんな時ぐらい、とことん甘えさせてやろう。と決めた。
夜になると、自律神経の関係か不機嫌具合がひどくなる。叫ぶ、暴れる、眠る...ひどくならない発疹を見て、あと少しだと自分に言い聞かせる。
解熱後2日目(発熱後6日目)
この日も仕事を休む。発疹がだいぶ薄くなったが、相変わらず機嫌悪し。昨日と変わった点は、なんと白いご飯を食べた!普段は好きじゃないのに、パクパク食べる!
夕方、仕事終わりの嫁に聞くと、去年、手足口病の回復期も白いご飯をやたら欲しがったそうだ。娘の回復バロメータのひとつらしい。ただ、まだまだ普段通りには程遠い...
解熱後3日目(発熱後7日目)
もはや仕事を休むことに抵抗が無くなったw
白米パワーか発疹がほぼ消えた。機嫌よく遊べる時間も長くなってきた。
『明日は久しぶりに保育園行けるかな?』などと考えていたが、甘かった。
夜になると相変わらず、叫ぶ、暴れる、眠る...深夜3時に、明日も無理だと悟る。
さすがに発疹は完全に消えた。相変わらず白米をモリモリ喰らう。公園で遊んでいても、疲れた顔を見せない。
白米パワーか発疹がほぼ消えた。機嫌よく遊べる時間も長くなってきた。
『明日は久しぶりに保育園行けるかな?』などと考えていたが、甘かった。
夜になると相変わらず、叫ぶ、暴れる、眠る...深夜3時に、明日も無理だと悟る。
解熱後3日目(発熱後8日目)
「回復まで付き合う」意地になって今日も仕事を休む。分かっていたことだが、このご時世、PCと携帯があればどこでも仕事できる。さすがに発疹は完全に消えた。相変わらず白米をモリモリ喰らう。公園で遊んでいても、疲れた顔を見せない。
「明日、保育園行こっか?」「行く!」
夜泣きこそあったが、娘にとっては通常運転。幸い明日は金曜日、1日行けばまた休みだ。保育園、行かせてみよう。
解熱後3日目(発熱後9日目)、ついに回復!
保育園に行くとわかって朝からご機嫌だ。一度もグズることなく無事登園。
まだ白米以外のものをほとんど食べないので、体重は減ったまま。保育士さんも心配してくれており、念のため在宅勤務でいつでもお迎えに行ける体制をとったが、呼び出しはなく、無事お迎えの時間に。機嫌が悪くなることもなく、ちゃっかり大好きなプールまで楽しんだらしい。
久しぶりの保育園で興奮したのだろう、夜泣きはいつも以上だったが、これで一安心。やっと元気な娘が帰ってきた。
突発性発疹対応まとめ
医療的なことは専門家にお任せして、親ができることは、- 初めての高熱にびっくりするが、水分補給をこまめに行う。
- 子どもの状況をしっかり観察、記録する。
- そして正確に医師に伝える。
- 昔ながらの水枕は突然の発熱に対応できて便利。
☆特に解熱後
- 子どもの好きなものをこれでもかと準備する。(うちの場合、イオン飲料は飲まず、好きな野菜ジュースなら飲めた。)
- DVDなど、子供の気がまぎれるものを準備。
- 回復まで思いのほか長く掛かる。
- 親はひたすら耐えるのみ...
体調不良時の子供のお世話をして感じたことは、世のお母さんたちは本当にすごい!(もちろんお父さんも。)どうにもならない状況に正直、何度心が折れそうになったことか。いざとなったら子供が母親を頼るのはこの苦境を何度も乗り越えてきたからでしょう。
今回に突発をともに乗り越えた娘とは今まで以上の絆が芽生えた、と勝手に思っている。
今後の病気への対応の備忘録として、不要では思う部分も記録しました。読んでくれた方のお役に立てれば幸いです。
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