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はじめに:在宅勤務で酒量が増えた僕が禁酒できた理由
正直に言うと、もともとは深酒で数多の失敗を犯し自己嫌悪に陥ったり、二日酔いで仕事するような大酒飲みでした。
フリーランスになってからは在宅勤務が中心に。周りの目がない分、二日酔いのときは仕事に手を付けなかったり、天気がいい日は「今日はもういいか」とお日さまが高い時間に飲んでしまうこともしばしば、、、
そんな自分が禁酒するとは思いもよらず。そして3年も続くとは。
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きっかけは、義母のがん診断でした。
「私、抗がん剤治療中はお酒やめるわ」 そう言ったビール好きの義母に、「じゃあ僕も付き合いますよ」と言って、始まった禁酒生活。心のどこかで、お酒に負ける自分を変えたい、と感じていた。だけど、一人では続けられないし、これは良いきっかけだと思ったのが理由です。
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嘘を吐くみたいなので正確に言うと、3年間1滴も飲んでいないわけではありません。どうしても飲まなければいけない仕事の会食では飲みました。だけど、自分からお酒に手を伸ばすことはなくなりました。
このブログにたどり着いた方も、お酒をやめたい、適度な距離を取りたいと思っていることと思います。僕の体験談が少しでも役に立つと嬉しいです。
禁酒生活、最初の1ヶ月はどうだったか?
禁酒を始めたタイミングは、ちょうどコロナ禍でした。 会食の激減もあって、「飲まない日常」が想像以上に自然に馴染みました。これはラッキーなタイミングでした。
もちろん、最初の数週間は無意識に晩酌のことを考えていました 笑
だけど、1ヶ月経った頃には「別に飲まなくてもいいな」という感覚に変わっていました。例外的に、仕事が忙しかった日や運動したあとなど、「飲みたいなー」となる日はありましたが、「今日はやめておこう」ぐらいの感じで我慢できるようになっていました。
禁酒して3ヶ月で早くも体調に変化が
禁酒3ヶ月ほどで、自分でも驚くほど、「飲みたい」という気持ちがなくなっていました。むしろ毎日体が軽く、メリットのほうが実感できました。覚えているメリットとしては、
体重が約2kg減
朝の目覚めが圧倒的に良く、子どもたちと過ごす時間がさらに増えた
仕事の集中力が増した(気がする)
お金も多少浮いた(ノンアルを飲むことがあったので本当に多少)
もちろん、仕事でのお付き合いなどで数回は飲みの場に行くこともありましたが、「1杯だけ」が本当に1杯で終われたり、「飲まない」という選択肢を選ぶことができるようになっていました。
「飲んどるやないかー」というツッコミが聞こえてきそうですが、今となっては、これぐらいの感覚で「ゆる禁酒」したことが功を奏したように感じています。「絶対にダメだ」って考えちゃうと苦しいですよね。
禁酒1年でピンチが
飲みの場に行っても基本的にはノンアルで乗り切れるようになっていました。ですが、1年経ったあたりで、どうしても飲まなければ行けない仕事の会食がありました。アジアの特定の国のお客様とのビジネスにおいては、まだまだお酒を酌み交わすことが大事だったりします。
ビジネス的な効果を狙って「1年飲んでないけど、あなたと一緒だから今日は飲みます!」と言って禁酒を破りました。ビジネス的な効果はてきめん!今でも特別な関係を続けられています 笑
久しぶりのビールは、正直めちゃくちゃ美味しかった!酔っ払うって楽しー!やっぱお酒最高ー!と思うと同時に、「ここまで続けた禁酒を確実に破ってしまった」というモヤモヤした気持ちもありました、、、しっかり深酒して、したたか酔っ払いました 笑
翌朝、もちろん二日酔い。頭痛に吐き気、、、慣れていると気にならなかった二日酔いですが、久しぶりに体験すると耐えられない。そして圧倒的な後悔の波が押し寄せてきました。
「二度と飲まない」
1年以上ぶりの二日酔いの中、僕の決心は確固たるものに変わりました。僕の場合は、中途半端に飲むのではなく、圧倒的に深酒したことで決意が固まりました。
(このあともう1度だけ、圧倒的な後悔を体験するのですが、、、)
禁酒2年目、社会が追いついてくる
世界で“飲まない人”が増えているらしい
コロナ後、アメリカやカナダ、イギリスを中心に広がっており、Z世代やミレニアル世代を中心に「飲まないこと」がポジティブな選択肢として認識され始めてきました。
“The sober-curious movement is growing, especially among younger generations who prioritize mental clarity, physical health, and productivity.”
— The New York Times(Jan 2024)
実際、ノンアルコール飲料の市場は年々拡大しており、2023年には米国市場だけで約5.2ビリオンドル(約7000億円)に達したと報告されています(出典:Statista)。
このころ、僕の影響でカナダに住んでいる友人も禁酒しましたが、一気に健康的になり、周りに禁酒を勧めまくっているそうです。
飲まないという選択肢が歓迎された海外の食事会
ニューヨークのパートナーとの会食では、「お酒やめたんだ」と話すと、「クリーンなライフスタイルだね」とすごく好意的に受け入れてくれました。
そして、Mocktail(モクテル、ノンアルコールカクテルのこと)の種類の多さに、ソバーキュリアスが社会的な動きになりつつあるんだなぁ、と感じました。
また、以前は「とりあえず飲みましょう」が当たり前だったアジア圏のビジネスシーンでも、この頃から「飲まない」ことを受け入れてくれる人が確実に増えてきました。もちろん、飲まなきゃいけないことも、、、前述の圧倒的な後悔を体験したのは某国へ出張したときです。
禁酒3年で感じた心と体の変化
気づけば禁酒生活は3年目に突入。飲みたくなることは滅多にありません。飲みたくなっても余裕で我慢できる。
以前なら飲みたくなっていたケースでも飲まない。キャンプに行っても飲まない。運動後も飲まない。ただ、強いストレスを感じたときは飲みたくなります、、、僕の対処法としては運動する、寝るです。
副産物もいくつかありました。
体重が約4kg減、腹囲がスッキリ、健康診断のあらゆる数値が改善
眠りの質がよくなり、朝スッキリ起きられることで、子どもたちと過ごす時間が増えた
仕事の効率が良くなった、集中力が上がった
お金が浮いた(と思う)
禁酒し始めた頃に感じた変化と内容は大きく変わりませんが、圧倒的な効果を感じています。
もちろん、仕事でのお付き合いなどで年に数回は飲むこともありますが、飲まなかったり、「1杯」だけで終えられる。以前のように「飲まれる」ことはなくなりました。
残念ながら禁酒するのが遅かったのか、一緒に禁酒した義母は星になってしまいましたが、素晴らしい習慣を遺してくれました。
禁酒を始めたい人にオススメの方法5選
ここまで読んでいただき、禁酒しようと思った方に、僕の3年間の禁酒経験からおすすめの方法をお伝えします。
現実的な目標設定:最初から完全な禁酒を目指すのではなく、まずは週に数日の休肝日を設けるなど、段階的に進めましょう。まずは「今日だけ」でも全然いいと思います!
トリガーの認識:ストレスや特定の人間関係など、自分がお酒を飲みたくなる状況や感情を把握し、対処法を考えておきましょう。僕の対処方は、運動する・寝る。
サポートネットワークの活用:家族や友人など禁酒を支えてくれる人に励ましてもらいましょう。僕のように意思の強そうな誰かと一緒に始めるのもいいと思ます。もちろんこのブログにコメントいただければ全力で励まします!
代替行動の導入:お酒の代わりにハーブティーやノンアルコール飲料を取り入れることで、習慣を置き換えましょう。
ポジティブな変化に目を向け、感謝の気持ちを持つ:日々の小さな成功や変化に感謝し、自分を褒めることで、モチベーションを維持できます。
辛いときはノンアルビールを
最近のノンアルコールビールは、香り、味、喉越しも、もはや「それっぽさ」を超えて、本物のビールと遜色ないものがたくさん出ています。
僕のお気に入りは以下の2つです。ネットで大量購入して、ストックを切らさないことで、湧き出る「飲みたい」気持ちにいつでも対処できます。
「気になるカロリー・糖質・プリン体もすべて0」安心感あります!
こっちは定番ですね。
まとめ:飲まない人生も、意外と悪くない
お酒は人生を豊かにするツールのひとつかもしれません。 でも、飲まないことでしか得られないものも確かにあります。
「飲まない人生も、意外と悪くないよ」と、3年前の自分に教えてあげたいです。
この記事が、禁酒を考えている方々の参考になれば幸いです。 禁酒は一人で頑張るものではありません。 周囲のサポートや情報を活用しながら、自分に合った方法で進めていきましょう。
✅ 禁酒に踏み出したい方へ
「まずは週に2日の“飲まない日”から始めてみませんか?」
お気に入りのノンアルビールを冷蔵庫に用意しておくだけで、最初の一歩がぐっと楽になりますよ。
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