そもそも器用貧乏とは?
「器用貧乏」とは、器用になんでもこなす一方で、特定の分野に特化していない人々を指します。ある程度何でもこなせるが、専門的なスキルがないために社内で不遇なポジションになってしまったり、就職や転職の際に不利になることがあります。
私自身も「何ができる?」と聞かれたら、つい「何でもできますよー」と言ってしまいますが、周りの人からするとよくわからないんですよね。。。
しかし、持ち前の器用さは自分の強みに変えることができます。器用貧乏の人々は、様々なスキルを持っているため、多くの場面で活躍することができます。その能力を生かして、起業やフリーランスとして活躍することもできます。
器用貧乏だからこそできること
上でも書きましたが、器用貧乏の人々は様々なスキルを持っているため、多くの場面で活躍することができます。ここでは、器用貧乏だからこそできることについて紹介します。
1. 身近なものを使う
器用貧乏の人々は、身近なものやアイデアを使って創造的な解決策を見つけることができます。自分が得意なことや興味があることにどんどんチャレンジする傾向があるので、課題解決に対してスペシャリストより多角的にアプローチできます。もちろん、さらに多様なスキルを身につけることができます。
2. 多様な職種で活躍する
器用貧乏の人々は、幅広いスキルを持っているため、多様な職種で活躍することができます。例えば、コンビニエンスストアでのアルバイトや、イベントスタッフ、不動産管理、営業、事務職など、様々な職種で求められる能力を発揮することができます。
器用貧乏は、多様なスキルを持つ一方で、特定の分野に特化していないために、就職や転職の際に不利になることがあります。しかし、裏を返せば自分が得意なことや興味を持っていることを少し掘り下げるだけで、自己アピールを高め、採用担当者から注目されることができます。
中小企業でのキャリア
器用貧乏の人々にとって、スモールビジネスでのキャリアが向いていることがあります。スモールビジネスでは、幅広い役割・スキルが求められるため、器用貧乏の人々が能力を発揮できる場面が多くあります。
飽きっぽい性格の方も多いと思いますが、網羅的に業務に取り組むことができるので、個人的にはスモールビジネスでの仕事が好きです。
スモールビジネスでのキャリアにおいては、多くの場合、自分で業務の幅を広げていく必要があります。例えば、営業からクリエイティブまで、様々な分野を経験することができます。これって器用貧乏の人が得意なことですよね!
また、小規模なビジネスであるため、社員同士のコミュニケーションも密になるため、仕事がスムーズに進みます。
スモールビジネスでのキャリアのメリット | - 器用貧乏の人々が能力を発揮しやすい |
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- 幅広い業務経験が積める | |
- 社員同士のコミュニケーションが密になり、仕事がスムーズに進む |
もちろん、スモールビジネスにはデメリットもあります。給料が安いことや、ボーナスが出ないことがあるため、収入面での不安定さがあります。また、社員数が少ないため、業務量が多いこともあります。
「スモールビジネスでのキャリアは、器用貧乏の人々にとっては最適な環境だと言えます。自分自身で業務の幅を広げることで、多様なスキルを身につけることができ、仕事において大きな強みとなるでしょう。」
フリーランスとしての活躍
器用貧乏の人々には、フリーランスとしての道があります。私自身、現在はフリーランスとしての生き方を選んでいます。自分のスキルを活かし、自分自身のスケジュールや仕事内容を自由に決めることができ、充実した日々を過ごすことができています。子どもたちとの時間もきっちり確保できます!←これが一番大事
フリーランスとして活躍するには、自分自身でクライアントを見つけて仕事をする必要があります。しかし、器用貧乏の人々は、様々なスキルを持っているため、幅広い分野で仕事をすることができます。スペシャリストに比べて間口が広いんです。
また、フリーランスは自分自身でマネジメントをする必要があるため、自己管理や時間管理の能力を磨くことができます。さらに、フリーランスとしての経験は、また会社勤めに戻る場合でも自己PRになります。自分自身の能力を証明しつつ、新しい仕事への機会や信頼を得ることができます。
フリーランスとしての仕事を始めるには、自分自身のスキルや強み、得意な分野を見つけることが大切です。ゲームの能力パラメータで言うと一つで良いので凸の部分を作りましょう。そして、自分自身のブランディングやマーケティングを行い、クライアントを見つけることが必要です。
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器用貧乏が全体最適を生む
器用貧乏の人々は、様々な分野に知識や経験があるため、全体最適を考えることができます。例えば、プロジェクトの進行状況を把握しながら、それぞれのスペシャリストたちの能力を最大限に活かし、タスクの割り当てを行うことができます。いわゆるプロジェクトマネージャーなどにも向いていると思います。
また、自分の専門分野に他の分野の知識を取り入れることで、スペシャリストにはない柔軟な発想で新しいアイデアを生み出すことができます。器用貧乏だからこそプロジェクトの成果を最大限に引き出すことができるのです。
さらに、持ち前の柔軟性で不測の事態にも対応できます。予期せぬ問題が生じた場合でも、適切な対処法を考え、スムーズなプロジェクト進行につなげることができます。
ディレクターとしての能力
器用貧乏の人々には、ディレクターとしての能力が隠れていることがあります。様々な分野に知識があるため、プロジェクト全体を見渡すことができ、優れた結果を生み出すことができるでしょう。
私自身、プロジェクト全体をまとめるディレクターを務めることがあります。様々な分野に精通しているため、それぞれの専門家とスムーズなコミュニケーションを取り、プロジェクトを成功に導くことができます。スペシャリストだけだと得意分野以外の理解が低くてスムーズに進まないことが多いんですよね。。。
ディレクターとしての能力は、チーム全体を率いる力、リーダーシップが求められます。スペシャリストにありがちな背中で引っ張るようなリーダーシップではありませんが、チーム全体を見渡しながら、優れた判断を下すことで周りからの信頼も獲得できるでしょう。
器用貧乏だからこそ生まれるアイデア
器用貧乏の人々は、様々な分野に知識や経験があるため、創造的なアイデアを生み出すことができます。以下に、具体的なアイデアを紹介します。
1. アイデアの組み合わせ
器用貧乏のさんは、幅広い知識と経験があるので、それらを組み合わせた斬新なアイデアを生み出すことがあります。例えば、料理の知識とアウトドアの知識を組み合わせて、お手軽キャンプ料理を生み出すことなど。余談ですが、私のキャンプに欠かせないものはこちらのモーラナイフです。包丁、斧、ハサミ代わりにこれ1本!まさに器用貧乏的アイテム 笑
2. 持っているものを再利用する
器用貧乏の人々は、限られた資源を再利用するアイデアを生み出すことができます。簡単なところっでは、家庭で使われる紙袋を編み込んでバッグを作るアイデアや、ペットボトルを切り取って植物の鉢にするアイデアなどがあります。器用貧乏さんからすると簡単なことでも、実は周りの人からすると画期的な発想だったりするんです。
3. 身の回りのちょっとした問題を解決
2と似ていますが、器用貧乏さんは、身の回りのちょっとした問題を解決する裏技や画期的なアイデアを生み出すことがあります。当たり前のようにやっている作業を今一度見直してみませんか?そこに優れたアイデアが隠れていることがありますよ。
器用貧乏の人々は、限られた資源や能力をもとに、創造的なアイデアを生み出すことができます。
働き方改革と器用貧乏さん
近年、働き方改革、生産性向上が叫ばれています。柔軟な働き方や多様なスキルが求められる現代社会において、器用貧乏さんは大きな強みを持っています。例えば、企業が求める人材像として「幅広いスキルを持つ人材」が挙げられることがあります。
器用貧乏の人々は、様々なスキルを持っており、スペシャリスト人材と比較すると、シンプルに多様な業務をこなせるというメリットがあります。さらに、新たな環境へ一歩踏み出す身軽さ、柔軟性があるので、変化の激しい高度情報化社会にキャッチアップする能力はピカイチ。
また、グローバル化が進む現代社会においては、多言語を話せる人材も求められるようになっています。器用貧乏さんは多言語を話せることがあるため、グローバルな業務にも対応できます。私も何ヵ国語かじったかわからない。。。
器用貧乏とダイバーシティ(多様性)
現代社会では、ダイバーシティが重要視されています。企業においても、多様な人材を積極的に採用することで、新しいアイデアや価値観を取り入れることができます。器用貧乏さんは、様々なスキルや経験を持っているため、多様なバックグラウンドをもつ人たちのよき理解者となれます。
さらに、器用貧乏の人々は、広範囲の雑学や知識も持っていることがあります。それは、異文化に触れた経験や、多くの分野を学んだことによるものです。このような雑学や知識があることで、業務に必要な情報を迅速に収集し、問題解決につなげることができます。
まとめ
この記事では、器用貧乏さんが様々な場面で活躍することができる理由について紹介しました。器用貧乏だからこそできることや、スモールビジネスやフリーランスとしてのキャリア、全体最適を生み出す能力、創造的なアイデア、そして働き方改革における重要性などについてお伝えしました。
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